カテゴリ: ビジネスローンの解説
ビジネスローンの審査内容
ビジネスローンは、主に中小規模業者や個人経営者などを対象とした金融サービスであり、銀行等が提供する通常の企業融資とは異なる性格のもです。その特性として、前述のように中小業者を対象としており、その融通性を求められることから、審査スピードが早い、銀行等と比較すれば審査が柔軟といったことがあげられます。
また、無担保、第三者の保証人不要などをの商品もあるので注目です。
このビジネスローンの審査内容については、とりあえずは一般的な金融機関からの資金調達と同様と考えて良いでしょう。まず基本として、決算書や個人事業主であれば確定申告書などの提出を求められその内容が確認されます。法人融資の場合は、自己資本比率(総資本に対する、自己資本の比率)などもチェックされます。この比率は高ければ高いほど良いとされています。その他経常利益が黒字であるか、大幅な売上増減は無いかなどがチェックされます。ここで経常利益とした理由としては、当期純利益では、突発的な要因や節税対策などを目的とした実質的なキャッシュの流れが無い特別損失を計上する場合もある為です。
上記のような基本的な決算書項目を確認した後には、経営者や法人として、過去に支払遅延や不払い、不渡り履歴、自己破産の有無などが無いかという信用情報を確認するほか、税金滞納の有無についてもチェックは行います。
ここまで書くと非常に審査が厳しいと思うかもしれませんが、実際には事業資金融資と考えるとかなり簡易にはなります。法人であれば経営状況、個人事業主であれば事業の採算性や信用情報など最低限の審査と言えます。銀行の企業融資と個人向けカードローンの中間的な商品であり、審査も中間的なものと考えればよいでしょう。
その審査を経た後に実際に融資実行となり、資金調達が可能となります。なお、最初にビジネスローンは無担保の商品もあると書きましたが、審査の状況のほか、借り入れ枠を広げたいなどの場合は保証人や不動産担保を必要とする場合もありますので、注意してください。