カテゴリ: ビジネスローンの解説
ビジネスローンのデメリット
ビジネスローンにもデメリットはあります。
ここでは、いわゆる消費者金融系ノンバンクに焦点をあてて解説していきます。
【銀行に比べ金利は高め】
サービスを提供する会社によっても違いがありますが、現在、ノンバンクのビジネスローンは、原則、無担保、無保証としている会社が多く存在します。
しかし、担保、第三者の保証人を必要としないという反面、資金を貸す会社のリスク管理の一環として、適用される金利がやや高めに設定される点があります。
最近では、各業者の企業努力で、金利設定を低めに設定しているノンバンクもありますが、やはり銀行などのローンに比べるとどうしても高めの金利の設定が多くなります。
【借入金額の上限が低い】
また、元々中小規模業者を対象とした金融サービスであることから、一般的な貸出限度額は300万円から1000万円程度、中規模の優良企業でも最大で5,000万円~1億円程度が限度となるなど、借り入れ額にはやや制限を伴う場合があります。
【リボルビング商品もあるが】
また一定の利用限度額が認められ、利用限度額内であればいつでも出し入れ自由、返済は毎月定額というリボルビング返済方式のビジネスカード商品もあります。内容的には個人向けカードローンと同様な商品ですが、このような商品は利便性が高い反面、返済が中々進まない傾向が強いので利用には注意が必要です。
このようなデメリットを加味すると、ノンバンクのビジネスローンは基本的には長期間の借入れには向いてません。比較的、短期間での利用を検討するほうが賢明と言えます。
中には20年の長期返済をうたう商品などもありますが、20年となると金利負担は相当なものです。長期返済が可能な事業者ローンはそれに見合う金利設定になっているかよく確認してください。
ただし、長期返済は、月々の負担を抑えることができるというメリットもあるので、そのへんのバランスを踏まえたうえで長期返済を選択するということも、もちろん有りです。
このように上手な資金調達を行うには、メリットだけでは無くデメリットも頭に入れておく必要があるでしょう。